文化・ドイツ

「白い金」ドイツにおける磁器製作所の成立

 

王の命を受けて若い薬剤師見習いのヨハン・フリードリヒ・ベトガー(1682-1719)は、学者のヴァルター・フォン・ツィルンハウスや他の分野の専門家達と共に、外界から厳しく隔離されたドレスデン城砦内の実験室で、土を焼き溶かす実験を重ねました。1708年、ついにその時が来ました。長年にわたる体系的な実験の末、ヨーロッパにおける磁器の調合法が「発見」されたのです。1710年1月23日、アウグスト強王はヨーロッパ初の磁器製作所、マイセン磁器製作所の創設を布告しました。1731年ヨハン・グレゴリウス・ヘロルトが高温に耐える磁器用絵具の開発に成功し、アウグスト強王の華麗な東アジア磁器のコレクションは磁器絵付けの格好の手本になりました。酒井田柿右衛門(1596-1666)によって考案された柿右衛門様式(有田)は特に好んで写されました。酒井田柿右衛門は、その大変素晴らしい多様な色彩(朱赤、黄、青、ターコイズブルー等)と乳白色の地に描かれた模様とが傑出していたのです。

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